こちらではアールヌーボー期のフレンチ・ゴールド・ジュエリーに押されているホールマークをご紹介します 
基本は18金です

French Gold Marks

Hall Marks
パリ その他の地方
鷲の頭 馬の頭

*1838年から使われているマークです
  ただし、馬のマークは1919年まででそれ以降は鷲に統一されます

*1879年から使われているマークです
  「楕円にマーキュリー」のマークが使われる場合もあります

Export Marks
共通
マーキュリー

*ともに1893年から使われているマークです
  蟻は通商条約のある国から、
  ふくろうは通商条約のない国からの輸入品です
  ふくろうに関しては以下の場合にも使われています
   ・フランス製だと特定できる要素はないがおそらくフランス製だと思われる場合
   ・一度外国に輸出(あるいは外国で販売)されフランスに再輸入された場合
   ・時計(国産品でも使われる場合がある)

Import Marks
共通
横型の楕円に蟻
縦型の楕円にふくろう
*金と銀の合金だということを表すマークで
  1905年から使われました
Other Marks
共通
横型の楕円に猪と鷲
*メダルに使われたマークで1880年以降に用いられたもの
  メダルの側面に刻印されています
  フランス語で「金」を意味する「OR」という単語と1・2・3の数字で純度を表します
  純度は以下の通りです
  OR1・・・920/1000
  1OR・・・916/1000
  2・・・・・・840/1000
  3・・・・・・750/1000 いわゆる18金
  メダルに丸カンがついている場合には「OR」の単語が消え
  2つのマークが数字を挟んで点対称の位置に刻印されます
  「OR1」は吹き口を数字側向きに
  「1OR」は吹き口を外側向きにすることで区別されます
Edge Marks
共通
豊饒の角
About Chains
1g 2g 3g 4g 5g 6g 7g 8g 9g
1の位置に1つ 2の位置に1つ 3の位置に1つ 4の位置に1つ 5の位置に1つ 1と5に
各1つ
2と5に
各1つ
3と5に
各1つ
4と5に
各1つ
10g 20g 30g 40g 50g 60g 70g 80g 90g
1の位置に1つ 2の位置に1つ 3の位置に1つ 4の位置に1つ 5の位置に1つ 1と5又は
2と4に
各1つ
2と5又は
3と4に
各1つ
3と5に
各1つ
4と5に
各1つ

ネックレスのチェーンやブレスレットに押されているマークについては
「マークの押されている場所」「マークの個数」が
チェーンの重さを示しています
「鷲の頭」が1の位、「サイの頭」が10の位を示し
その組み合わせによって99gまで表されます