Designers

A-F
  Adolf Amberg
(独)
1874-1913
人物彫刻や胸像を得意とする彫刻家。Peter Bruckmann & Söhneに銀器のデザインを提供している。
  Almand Bargas
(仏)
?
19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活躍したメダル作家。ボタンのデザインを数多く手がけたことで知られる
  Edmond Henri Becker
(仏)
1871-1971
1899年のコンテストで無名ながら優勝を飾ったことで一躍有名になった彫刻家。メダルジュエリーのデザインを数多く手がけた他、ブロンズ、木工など多岐にわたって活躍している。
Léon Alexandre Blanchot
(仏)
1868-1947
アールヌーボー期に活躍したメダル作家。女性像を得意とした。
Louis Alexandre Bottée
(仏)
1852-1941
アールヌーボー期を代表するメダル作家・彫刻家の一人。ボタン工場のメダルデザイナーとしてキャリアをスタートし、後にVeverにもデザインを提供している。
Maurice Bouval
(仏)
1863-1916
アールヌーボー期を代表する彫刻家の一人で、人気、知名度ともに高い。ブロンズ彫刻が殆どであるが、稀にピューター製の品物もある。
Paul-Emile Brandt
(瑞)
スイス生まれのジュエラー。アールヌーボー末期からアールデコ期にかけてパリで活躍、華や昆虫をモチーフとしたジュエリーや時計を手がけた。
Lucien Jean Henri Cariat
(仏)
1874-1925
詳細は不明。メダルがオルセー美術館に所蔵されている。また、数は少ないがジュエリーデザインも手がけている。
  Giovanni Cariati
(伊)
1865-1917 
 アールヌーボー期に活躍したイタリアの画家・彫刻家。その後アメリカに渡る。サインは姓名の頭の部分を取り
「GICAR」となっている
No Image Hugo Cauer
(独)
1864-?
ドイツでは彫刻で有名なCauer一家の次男。元来は大きな彫刻を得意としていた。
Louis Chalon
(仏)
1866-1916
アールヌーボー期を代表する画家・彫刻家。イラストレーターとして出発し、「ル・フィガロ」誌のイラストを手がけて有名になった。
Jules Chéret
(仏)
1836-1932
アールヌーボー期を代表するポスター作家の1人。時折そのポスターがメダルジュエリーに転用されている。
No Image Hans Christiansen
(独)
1866-1945
ドイツの画家・彫刻家で、ダルムシュタッド滞在中に銀器、陶器などのデザインを手がけている。
Marie Alexandre Lucien Coudray
(仏)
1864-1932
フランスの彫刻家・メダル作家。特にメダルではアールヌーボー期の主要な作家の一人。
Jules Desbois
(仏)
1851-1935
アールヌーボー期を代表する彫刻家の一人。後ろ姿のリアルな女性像をモチーフとした独特の作風で知られる。ロダンとのコラボレーションでも有名。
Jean Baptiste Emile Dropsy
(仏)
1858-1923
1890年代から20世紀初頭にかけて活躍したメダル作家。特に宗教をモチーフとした作品を数多く残している
Henri Alfred Auguste Dubois
(仏)
1859-1943
アールヌーボーからアールデコの時代に活躍したメダル作家・彫刻家。パリ万博では銀メダルを獲得している。
Maurice Dufréne
(仏)
1876-1955
アールヌーボーからアールデコの時代に活躍したデザイナー。アールヌーボーの時代にはメゾン・モデルヌのディレクター兼マネージャーとしても活躍。
  Prosper Comte d'Epnay De Briort
(仏)
1836-?
19世紀末からパリで活躍した彫刻家で胸像を得意とした。メダルジュエリーのデザインを数多く手がけている。
No Image Pierre-Luc Feitu
(仏)
1868-1936
フランス出身ながらアメリカやメキシコにに渡って活躍した彫刻家。ニューヨークの公園の銅像を手がけた。
  B.Foisil
(仏)
?
詳細は不明。1899年に彼が製作した「Parisienne」というブローチは、メダルジュエリーがダイアモンドをはめ込んだり、より大胆なデザインに変化していくきっかけとなった作品である
Pierre Frainier & Fils
(仏)
1964-1930
PierreとAlphred父子によるウォッチケース・メーカーで、その分野のパイオニアとして知られる。自社でメダルのデザインを手がけたほか、メダリストのメダルも取り入れていた。
Emmanuel Frémiet
(仏)
1824-1920
パリ生まれの彫刻家。動物のブロンズ像で有名。自分の作品は自分で鋳造しており、工房の刻印がある像は彼の死後に作られたものである。
G-J
No Image Lucian Gaillard
(仏)
1861-?
アールヌーボー期を代表するジュエラーの一人。エナメルを使ったジュエリーやホーンを使ったジュエリーで有名。
No Image Maurice Giot
(仏)
?
1890年代から20世紀半ばまで活躍した彫刻家。Caron社をはじめとした銀器工房のために多くのシルバーのデザインを手がけた。
Carlo Giuliano
(伊)
1831-1895
カスティラーニの元でデザイナーとして活躍した後、イギリスに自分の工房を構えた。ジュエリーデザイナーの先駆者的存在で、アンティークジュエリーを語る上では欠かせない一人。エナメル技法を復刻し、エトルスカン、ネオ・ルネッサンス、ネオ・グリークなどのスタイルの作品を数多く製作している。1899年にヴィクトリア・アルバート美術館に収蔵された所蔵品が盗難にあっているため、現存するジュエリーの数は少ない。
No Image Max Joseph Gradl
(独)
1873-1934
Theoror Fahrnerの工房において主要なデザイナーだった一人。1899年から1910年頃まで所属。
No Image Hector Guimard
(仏)
1867-1942
アールヌーボーを代表する建築家の一人。メトロの入り口のデザインはあまりにも有名。建築の他、家具、陶磁器なども手がけている。
No Image Kate Harris
(英)
William Hutton & Sonsのデザイナーで、1900年前後に活躍した。作品が多数残されているにもかかわらず詳しいことはわかっていない。
Lucien Hirtz
(仏)
1864-1928
Bucheronからジュエリーをはじめ、多くの作品を発表した彫刻家。グロテスクな作風で知られる。後に自身の工房を設立している。
Lucian Janvier
(仏)
1878-?
パリで活躍した彫刻家・メダル作家。メダルをジュエリーに転用するための縮小技術(tour à réduire)で有名。
Jules Jouant
(仏)
1882-1921
パリ生まれの彫刻家。小像や胸像を得意とした。Murat工房のために多くのデザインを提供している。
K-P
Sylvain Kinsburger
(仏)
1855-?
人物像を得意とした彫刻家で、1878年からパリサロンに出品。1888年から1900年にかけて活躍。
Rene Lalique
(仏)
1860-1945
説明が不用なくらい有名な、アールヌーボーの代表的なジュエラー。アールヌーボー末期にはガラスを素材にしたジュエリーを制作。その後、ガラスの制作に専念するようになる。
Léo Laporte-Blairsy
(仏)
1865-1923
アールヌーボー期を代表する彫刻家の一人。特にランプのデザインが有名。ごく少数ではあるが、ジュエリーのデザインも手がけている。
Firmin-Pierre Lasserre
(仏)
1870-1943
風景図やキリスト教の人物像を得意としたメダル作家。イニシャルは「F.P. LASSERRE」の場合もある。
Eduard Ledevin
(仏)
?-1903
パリ生まれの彫刻家で、バ・レリーフを得意とした。1883年からパリサロンに作品を発表している。
  Julien Auguste Philibert Lorieux
(仏)
1876-1915
パリ生まれの彫刻家で、胸像や立像を得意とした。1893年から1914年まで毎年パリサロンに作品を出品。現代でもその評価はそれなりに高い。
No Image Emile Macaire
(仏)
?
詳細は不明だが、Boulenger社にシルバーのデザインを提供した記録が残されている。
L.O.Mattei
(仏)
?
詳細は不明。オークションでは比較的頻繁に見かけるメダル作家。
Henri Victor Miault
(仏)
1881-1960
アールヌーボー後期からアールデコにかけて活躍したデザイナー・彫刻家。
Charles Pillet
(仏)
1869-1960
1890年から定期的にパリ・サロンに出品していた彫刻家。特に19世紀末に芸術としてのメダルを復刻させた功績者の一人として知られている。
Victor-Emile Prouvé
(仏)
1858-1943
アールヌーボー期を代表する芸術家。絵画・版画・ブロンズ・室内装飾・皮革等、作品は多岐にわたる。L'École de Nancyでも教鞭をとっていた。息子のジャン・プルーヴェは建築家・デザイナーとして非常に有名。
Jean Puiforcat
(仏)
1897-1945
アールデコシルバーを代表するデザイナーで、非常に高い評価を得ている。シルバーだけでなく、シルバープレートの品物も製作している。Emile Puiforcatの孫。
Q-Z
Félix Rasumny
(露)
1869-1940
ロシアで生まれ、後にフランスに帰化したメダル作家。1889年からパリサロンに出品している。
Louis Rault
(仏)
1847-1903
1881年からパリサロンにメダルを発表。その後彫刻に転じ、鉄を使った彫刻の先駆者として知られる。
Adolf Rivet
(仏)
1855-?
パリで活躍した彫刻家・メダル作家。
Louis Oscar Roty
(仏)
1846-1911
アールヌーボー期の代表的なメダル作家。フランス硬貨のデザインを手掛けたほか、Académie des Beaux Artの会長もつとめている。
Georges Van Der Straeten
(ベルギー)
1856-1928
ベルギー出身の彫刻家。19世紀後半にパリに出、以後パリ・サロンで活躍。女性の胸像を得意とし、特にサクランボをくわえた女性の胸像は有名。
Pierre Louis Aristide Turin
(仏)
1891-1968
アールデコ期をの代表的なメダル作家。フランス硬貨のデザインも手掛けている。
Auguste Alfred Vaudet
(仏)
1838-1914
フランスの彫刻家。本来はカメオを得意とした。
  Emile Séraphin Vernier
(仏)
1852-1927
アールヌーボー期の主要なメダル作家の一人。1887年に初めてメダルをジュエリーに転用したことで知られる。彼のメダルの多くはジュエリーのデザインとして使われている。
Frédéric Vernon
(仏)
1858-1912
アールヌーボー期の主要なメダル作家の一人。1892年から毎年パリサロンに作品を発表している。
No Image Heinrich Vogeler
(独)
1872-1942
ユーゲントシュティルを代表するドイツの画家。戦前、白樺派によって日本に紹介された。近年、その評価が見直され、高まってきている。
Ovide Yencesse
(仏)
1869-1947
フランスのメダル作家。輪郭をぼかしたその作品は、彫刻と言うよりも絵画に近く、技術的にも大変困難である。同様の作品を作れる作家がいないため、その評価は非常に高い。
Philippe Wolfers
(ベルギー)
1858-1929
アールヌーボー期のベルギーを代表するデザイナー。銀器の他ジュエリー、ガラス、彫刻なども手がけた。左のマークはメダルや注文生産の銀器に用いられる。