久々にPiel Fréresの素晴らしいジュエリーを入手しました
このブローチは1900年のパリ万博に出品されており
『The Paris Salons 1895-1914』にも掲載されています
製作年を1900年に特定したのもそれが理由です
背景部分にはうっすらとヴェルメイユが施されており
特徴的な「笑わない女性の表情」も健在です

私はある種のこだわりを持って
Piel Fréresのシルバージュエリーを集めています
ひとつは　この工房の作品のほとんどが真鍮製で
シルバージュエリーが極めて稀であること
もうひとつが　この工房の場合　真鍮製の作品に比べて
シルバージュエリーが不当に低く評価されていること
技術的な面で言えば
同時代の作家ものと比べても全くひけをとりませんし
作品が醸し出す世界観には
他の作家と一線を画すだけの独創性があります
にもかかわらず　作家のサインがないというだけで
工房名に触れられることもなく
安価で取引されているのが実情です
Piel Fréresのシルバージュエリーが正当に評価されること
これが私の密かな目標です

Piel Fréresの詳細については
Essey28「笑わない女」で触れました
メーカーマークをクリックしていただければ
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よろしければご参照下さい