流水に桜紋長皿 四枚

江戸時代中期に作られた長皿です
余白の取り方が本当に見事!
長皿の場合 見込みの中に紋様を納めるように描くのが普通ですが
このお皿はそれを全く無視して
お皿の中からあふれ出すように紋様を描いています
しかも きちんと料理を装うスペースが考えられている
紋様を描いた絵師の技量の高さに唸らされます

長皿の時代を判別する基準の1つに
高台がどのように着いているかが上げられます
直角に近いものの方江戸中期
なだらかなものの方が江戸後期の品です