ドイツのメーカー、Kienzle（キンツレ）の置き時計です
ユーゲントシュティルの置き時計は直線的なデザインが主流ですが
これは珍しく曲線的なデザインになっています
時鐘の音色も柔らかくて美しく、思わず聞き惚れてしまいます
ドイツの時計メーカーと言えばJunghans（ユンハンス）や
Gustav Becker（グスタフ・ベッカー）が日本では有名で
Kinzleは陰に隠れた存在です
けれども、Junghansが１８６１年
Gustav Beckerが１８５０年の設立なのに対して
Kinzleは１８２２年と最も古く
現在まで１８０年以上にわたって製造を続けている
ドイツでも屈指の時計メーカーです

追記
長針と短針が重なって止まってしまうことが頻発したので
馴染みの時計修理工房に
修理とオーバーホールをお願いしたところ
実は　針が金色だったことが判明しました（右側の写真）
また　メカニズムもグランドファーザークロック仕様でした
ドイツ製置き時計にの場合
高級品には時折使われるそうです