海藻をモチーフにしたリングです
アールヌーボーの時代に
海藻は好まれたモチーフの一つです
ただし 図柄の一部として
用いられることが多く
単独でモチーフになることは稀です
頻繁に身につけていたらしく
けっこう擦り減りが見られます
造形が実に見事で
身につけたくなる気持ちが
よ~くわかります(笑)
キンスキーの私としましては
宝石や貴石を使っていないのが
大変好もしい(笑)
おかげで気楽に使えます

裏の作りがやや雑なので
上手の品ではありませんが
点対称を基本に微妙にカットを変えて
指輪に表情を与え
かつ きちっと上下を決めている
そのデザインは見事ですし
何より身につけたときに
実に映えます
職人の心意気が感じられる一品です
左の大きな写真をクリックしていただくと
上下逆の状態と比較できます

Ring
Maker : ?
Year : around 1910