５本しかありませんが、日本製ですのでこれでワンセットです
ですから花の図柄もアイリスではなく菖蒲でしょう
それでも、どこかアールヌーボーの雰囲気を漂わせています
わずか９ｃｍしかない小さなスプーンなんですが、なんて見事な細工！
花の背景が、先にご紹介したドイツのスプーンのようにざらついた感じなんですが
きめの細かさが全然違うんですね
菖蒲の花弁には、型で抜いた後に手彫りで一つ一つ筋を入れてあります
当時の日本の銀細工は大変技術が高く、イギリスのリバティ商会からも注文があったほどです
ちなみにこのスプーンはイギリスからの里帰り品です


柄（表）		皿（表）