Liquar Glass

Designer & Maker : François Eugène Rousseau (France)
Year : before 1891

金と茶のエナメルで松を描いたリキュール・グラスです
透明のように見えますが僅かに深緑色をしています
6客セットで売られていたものだったにもかかわらず
無理をお願いして1客だけ譲って頂きました
このグラス自体にはサインがありませんが
残りの5客のうち1客にだけ
底に金彩で「E.Rousseau Paris」とサインが入っています
愛らしい形でありながら色目が非常に渋く
和物と合わせても全く違和感がありません
フランソワ・ウジェーヌ・ルソー(1827-1891)は
もともと磁器のデザインを手がけていた人で
アールヌーボー期の代表的なガラス作家の一人です
特にジャポニズム、シノワズリの作品を多数手がけています