アメリカ製のロニェットで素材は１４金です
模様はおそらく羊歯でしょう
アールヌーボー期のロニェットの場合
見かけるのはほとんど銀製かつアメリカ製です
私はアメリカ製のロニェットがあまり好きではないんですね
というのも　柄の部分のデザインがぷっくりしているのが苦手なんです
ところがこれは珍しいことに非常にすっきりとしたデザイン
羊歯の模様もアメリカ製にありがちな「うるささ」がなく
むしろユーゲントシュティルに近い雰囲気を持っています
そこが気に入って購入に踏み切りました
また　チェーンを通すバチカンがきちんとデザインされているのもよろしい

実は　他にも２点のロニェットがオークションに出品されていました
そのうち１点はシルバーでもよく見かけるアイリスの柄ですから問題外
もう１点がアイリスとメドゥーサの図柄でした
いつもの私でしたらメドゥーサをビットするところですが
ぷっくりとした柄とメドゥーサの相性がどうも良くない
また　メドゥーサの下に描かれたアイリスの花がうるさくて仕方がない
そこへ１日遅れでこのロニェットが登場したというわけです
しかも他の２点に比べて価格設定が低め
迷わず入札致しました（笑）