Fish Knives & Folks

裏には何の模様もないそっけなさですが、表だけでも十分に楽しめるフィッシュ用のナイフとフォークです
口から出ているあぶくも面白いですし、何より魚の表情が生き生きとしていて可愛らしい
ナイフとフォークで図柄が違っているのも面白いです
また、魚の周囲にデザインされた曲線も非常に美しいラインを描いています
当時のヨーロッパでは、魚料理はご馳走だったそうで
カトラリーの中ではデザート用とともに、他のものに比べて装飾性が高くなっていて
刃の部分にまでしっかりと装飾が施されています
Koch & Bergfeldは現在も製造を続けている老舗の銀器メーカーで、
アールヌーボー期のドイツではPeter Bruckmann & Söhn、Wilkens & Söhnと並んで
3大メーカーの一つに数えられていました

フィッシュフォークの柄(表)
フィッシュナイフの柄(表)

Maker : Koch & Bergfeld
Year : 1903