Desert Knives

Maker : Joseph Crossard
Year : 1900-1920

大変珍しいアールヌーボーのデザートナイフです
図柄はカトレアでしょうか
刃の部分は鋳鉄製で、大変できが良く、切れ味抜群です
私はテーブルナイフとして使っています
実際のテーブルナイフは「これで切れるのか?」と思うほど薄くてぺにゃぺにゃで
ナイフを振ると本当に「ぺにゃぺにゃ」と音がするんです(笑)
イギリスと違ってフランスは最後の革命で血を流していますから
貴族達は殺生沙汰をおそれ、凶器にならないようにナイフを極々薄くしたんですね
デザート用とはいえ、鋳鉄製のしっかりした刃を持つナイフが出てくることはかなり希です