Tea Spoons

Jules Emile Macaire
Maker : Boulenger
Year : After 1902

1902年にパリ・サロンで発表されたデザインですが
当時は表と裏の模様が違います
このスプーンは表と裏が同じ模様になっているので、それ以降の製作といえます
Boulengerは現在でも高く評価されている工房で
同じデザインで銀950のものと銀メッキのものとを作っていました
このデザインにも銀メッキの品が存在します
当時のフランスにおいては、銀は重さによって貨幣価値が決められていたので
銀器は貨幣と同様の財産価値を持っており
そのため、銀器を持てるのは貴族や一部の豪商に限られていました
フランスの銀器が数少ないのはそういう事情も大きく影響しています

皿(表) 柄(表) 皿(裏)