Berry Set

Maker : Gabert & Conreau
Year : 1901- 1906

オリジナルケースに入った薊の図柄のベリーセットです
左側がベリーサーバー、右側がシフタースプーン(砂糖を振りかけるためのスプーン)です
当時のベリー類は酸味が強かったため、砂糖をかけて食べたのだとか
それにしても何て見事な細工!
陽刻、陰刻、カット・ア・ジュール、ヴェルメイユなどの技術を駆使していながら
決してうるさくなっていないのが素晴らしい!
特にベリーサーバーは余白を大変上手に生かしています
輪郭は、おそらく古伊万里などに描かれている雪輪を模したものでしょう
完全にアールヌーボーなんですが、どこかジャポニズムを感じさせてくれます

柄(表) 柄(裏)