Liqure Cups

Maker : Alphonse Debain
Year : 1883-1911

リキュール用のカップで、銀杏の図柄です
銀杏はアールヌーボーの時代に比較的頻繁に用いられたモチーフの一つです
左右対称のデザインで一見アールデコ期のもののようですが
アールヌーボー期のDebainの作品は、こういう左右対称のデザインが数多く見られ
それがこの工房の一つの特徴でもあります
フランスの工房にしては、アールヌーボーと言うよりも
ドイツのユーゲントシュティールに近い雰囲気を持っています
日本では知名度が低いんですが
Puiforcat、Cardeilhac、Caronクラスの高い評価を受けている工房です