以前紹介したものと同じ図柄のペーパーナイフで
『The Paris Salons 1895-1914:Vol.Ⅴ』に
先の品共々掲載されています
刻印には「猪の頭」のマークが使われており
メーカーマークもしっかり入っています
ただサインの位置が異なっており
陽刻で左下に入っていたものが
陰刻で右側に入っています
ブロンズ製でしたら何度か見かけたことがありましたが
シルバーでは初めてでしたので入札に踏み切りました
ペーパーナイフとしては大変小振りですので
おそらく女性用でしょう
メダル部分は４分の３ほどの大きさですが
抜きの良さはやはり抜群です
刃のフォルムも本当に優美で
しかも陽刻で微妙なラインが入っています
ペーパーナイフの呼称についてですが
本来は手紙の封を開ける「Letter opener」と
本の頁を開く「Page turner」とに分けられます
Page turnerにはBookmarkを兼ねたタイプもあります
前の品はBookmarkもしくはPage turner
今回の品はLetter openerということになります



全体像／メーカーマークとサイン	柄（裏）	柄（表）	女性像の拡大図	刃（表）