Cravat Pin 『Le Poilu』
Designer & Maker : René Lalique
Year : 1915

ルネ・ラリックは第一次世界大戦中に 
負傷兵や被災者を救済する寄付金を募ろうと
政府から依頼されて多くのメダルをデザインしています
これもそのうちの一つで
真鍮製・銀製・金製の3種類が作られました
真鍮製の品だけ『LE POILU 1915』の文字が左上にあります
これでようやく3種類すべて揃えることができました

3種類の中で最もレアなのは「金製」ですが
「銀製」も決して頻繁に出回るわけではありません
また ラリックの銀製のジュエリーは非常に数が少なく
そういう意味でも「レアアイテム」だと言えます
ただ 金や真鍮に比べて銀は柔らかいため
ピンの状態がよろしくないものが多いのが実情です
「銀製」の品をみつけても なかなか購入に踏み切れなかった理由は
その点にあったというわけです