Cravat Pin
Maker : ?

あまりにも見事な造形のドラゴン(ガーゴイル?)
「ペンダントに加工すれば買う」という人がいると伺い
「と、と、とんでもないっっ!!」と思って
思わず衝動買いしてしまいました
辰年生まれの私としては絶対に外せない(笑)
市場によく出回っている
アンピール様式やヒストリズムのドラゴンは
ほとんど様式化 もしくは紋様化されていますが
これほどリアルで生々しいドラゴンは初めて見ました
これぞまさしくアールヌーボーのドラゴン!
羽や足の裏側だけでなく
パールを止める台座まで彫刻が施されています
また ピンの作りも今までに見たことのないタイプで
Y字に分かれている部分が少し突き出しています
ピンがかなり太いことから
1900年前後に作られた品だと私は推測しています
残念ながらメーカーマークが不鮮明なため
工房を特定することができませんでしたが
「130」と製造番号が刻まれているので
それなりにしっかりとした工房で
製作されたものと考えられます
久々に鳥肌が立った名品です