Hallmarks
International Hallmarks on Silver
Collected by Tardy

Tardy Lengelle
Seven Hills Books
イギリスも含め、世界各国のホールマークを集めた本
もともとフランスで出版されたものなので
当然フランスのホールマークには詳しく
大変重宝しています
ヨーロッパのシルバーについて
大まかに捉えるのにはおすすめ
Les Poinçons de garantie internationaux
pour l'or, le platine et le palladium

Tardy Lengelle
Tardy
こちらは世界各国のゴールドのホールマークを集めた本
ただし、英語版は出版されておらず
フランス語が読めないとつらいものが・・・
ゴールドの他、プラチナ等のマークも載っています
Poinçons Actuels des Metaux Precieux
Tardy Lengelle
Tardy
出版された2000年現在における
各国の貴金属のホールマークを掲載した本です
上記2冊は19世紀以前のマークを主体としているため
現代のマークに関しては著しく説明不足
この本はそれを補ってくれるという意味で役立ちます
Maker's Marks
The Belle Epoque of French Jewellery
1850-1910

Michael Koch
Thomas Heneage
ベル・エポックからアールヌーボーにかけて活躍した
フランスの著名なジュエラーの図録
メーカーマークも載っていて勉強になります
とにかく写真が素晴らしい!
ただ眺めているだけでも時間がどんどん過ぎていきます
Van Belle Époque Tot Art Nouveau
Belgisch Zilver 1868-1914

Wim Nys
Provinciaal Museum Sterckshof-Zilvercentrum
ベル・エポック期のベルギー・シルバーを
一堂に集めて開かれた展覧会の図録
この時期のベルギーはホールマークもメーカーマークも
義務づけられていないため
当時のメーカーマークも載せているという点で
大変貴重な資料となっています
Jackson's Hallmarks:
English, Scottish, Irish Silver and Gold Marks
from 1300 to Present Day (Pocket Edtion)

Ian Pickford
Antique Collector's Club
本来でしたらHallmarkのコーナーに入れるべきですが
メーカーマークが大変詳しく載っているので
Maker's Markのコーナーに入れました
イギリスもののシルバーについて調べるときは
もっぱらこれを使っています
Art Nouveau and Art Deco Silver
Annelies Krekel-Aalberse
Thames & Hudson
アールヌーボーからアールデコにかけて制作された
シルバーの解説書
メーカーマークも多数載っていて
メーカーを特定する際には大変重宝しています
ただし、メーカーマークが写真ではなく
イラストになっているのが唯一の難点
Art Nouveau Knives, Forks and Spoons 
Barbara Grotkamp-Schepers
Reinhard W. Sänger
Arnoldsche Verlagsanstalt
ドイツのゾーリンゲン博物館が所蔵する
アールヌーボー期の銀器の図録
メーカーマークも多数載っていて
ドイツ銀器を調べる上で欠かせない資料となっています
ただ、他国のマークもいくつか載っているんですが
間違いがあったりするので注意が必要です
その点を承知していれば大変貴重な資料です
Silver (1880-1940) : Art Nouveau and Art Deco
Annelies Krekel-Aalberse
Arnoldsche Verlagsanstalt
オランダのAlphonse Leyhteさんという方の
個人コレクションで展覧会を開いた(!)ときの図録
本当に充実したコレクションだと感心します
メーカーマークも数は少ないですが載っています
Art Nouveau Jewelry
VIvienne Becker
Thames & Hudson
アールヌーボーのジュエリーを知る上では基本的な著作
メーカーマークや作家のサインも掲載されています
惜しいのは図録のほとんどがモノクロ写真だと言うこと
Art Nouveau Buckles
Jo-Anne Birnie Danzker
Arnoldsche Verlagsanstalt
こちらはアールヌーボー期のバックル限定の図録
メーカーマークも載っています
国別に作品を掲載しているので
各国におけるアールヌーボーの違いが
大まかに理解できて便利です
Dictionnaire des poinçons de fabricants d'ouvrages
d'or et d'argent de Paris et de la Seine 1838-1875
Catherine Arminjon
James Beaupuis
Michèle Bilimoff
Imprimerie Nationale
パリの銀器工房のマークを集めた分厚い資料です
フランスでは代替わりするとマークが変わるのですが
シンボルマークはそのままにしておいて
イニシャルだけ変えるメーカーも少なくなかったので
上記の資料に掲載されていないマークを調べるとき
メーカーを特定するヒントとして大変重宝しています
Poinçons des fabricants d'ouvrages d'or et d'argent
Lyon 1798-1940

Mariannick Chalabi
Marie-Reine Jazé-Charvolin
Imprimerie Nationale
こちらはリヨンの銀器工房のマークを集めた資料
やはりメーカーマークを特定する際に
ヒントとなるので重宝しています
1940年までのマークが載っているので
時折そのものズバリで掲載されていることもあります
Russian Silversmiths' Hallmarks 1700 to 1917
Geoffrey Watts
Edited by George Perrott
Gemini
オオネコちささまから教えて頂いた
ロシアのメーカーマークの資料です
国内の博物館の収蔵品を調べ上げて作られた本なので
落ちや漏れもあるとは思いますが
ロシアものを調べる際には重宝しています
Catalogue d'Orfévres
Silver-Tab
1875年以降のパリのメーカー・マークを収録したCD-Rで
オークションサイトで見つけました
「Essential PIM」というソフトを
インストールして見ることができます
自分で画像や情報をを追加することも可能なので便利です
これは2007年度版で
現在は2008年度版が発売になっています
Viennese Gold and Silversmiths from 1781 to 1921 and Their Marks
Peter Noever
MAK
ウィーンの金製品・銀製品の工房のマークを集めた
貴重なCD-Rです
書籍では1866年のマークまでを掲載したものしか
出版されていないので
非常に貴重な資料と言えます。
Le Couvert & La Coutellerie
de table française du XIXe siécle
David Allan
Editions Faton
フランスで2007年に行われた
展覧会の図録を元に作られた本
ジャポニズムやアールヌーボーの銀器が
多数収録されており 非常に見応えがあります
巻末に銀器工房のバイオグラフィーがあり
資料としても大変参考になります
19世紀のフレンチ・シルバーについては
今まで全くと言っていいほど資料がなかったので
そういう意味でも大変貴重な一冊です
Art Nouveau Jewellery from Pforzheim
Fritz Falk
Arnooldsche
フォルツハイム宝飾美術館の収蔵品をもとに作られた図録
ユーゲントシュティルの時代のジュエリーを
メーカー別に掲載しています
図録部分は後半の約半分だけですが
前半の解説部分にも写真がカラーで添えられており
見応えは十分です
メーカーマークが写真とイラストで載っているので
資料としても貴重です
Others
Silber Aus Heilbronn Für Die Welt
Peter Bruckmann & Söhne (1805-1973)

Peter Wagenplast, Reinhard Sänger,
Peter Lipp, Joachim Hennze
Karlheinz Fuchs, Heidrun Jacht
Städtische Museen Heilbronn
ドイツの博物館で
Peter Bruckmann & Söhneの銀器展を行ったときの図録Bruckmannの銀器のデザイナーを調べたり
制作年代を特定したりするのに大変便利です
Theodor Fahrner Schmuck zwischen
Avantgarde und Tradition

Brigitte Leonhardt
Dieter Zühlsdorff
Arnoldsche Verlagsanstalt
ドイツのジュエラー、Theodor Fahrnerの図録
デザイナー別に作品を掲載しており
しかも、そのデザイナーの経歴まで記されています
写真もすべてカラーで見応えがあります
ただし全部ドイツ語・・・
Philippe Wolfers
Marcel Wolfers
Editions Meddens
ベルギーの有名なデザイナー・彫刻家である
Philippe Wolfersについて
息子のMarcel Wolfersが解説した限定本
私の所持品は「№826」となっています
Marcel Wolfersは
彼自身、アールデコ期の銀器作家として有名です
Tiffany Silver Flatware : 1845-1905
William P. Hood Jr.
Roslyn Berlin
Edward Wawrynek
Antique Collectors' Club
Tiffanyのシルバーの図録
カトラリー別、デザイン別に解説がなされていて
しかも写真が大変美しいという至れり尽くせりの本
Tiffany好きの方は必携です
Silver Novelties in The Gilded Age 1870-1910
Deborah Crosby
Schiffer
アメリカのノヴェルティーを品物別にまとめた図録
メーカーマークも載っています
アールヌーボー期のアメリカン・シルバーは装飾過多で
私はいまいち入り込めないのですが
それでもアメリカならではのデザインや
アメリカでしか作られなかった品物があったりするので
なかなか侮れません
The Dictionary of Sculptors in Bronze
James A. Mackay
Antique Collector's Club
こちらはブロンズ彫刻家の辞書
アールヌーボー期にはジュエリーや銀器のデザインを
ブロンズ彫刻家が手がけていたりするので
デザイナーを調べる上では
欠かせない資料となっています
The Paris Salons 1895-1914
Alastair Duncan
Antique Collectors' Club

Volume Ⅰ : Jewellery A-K
アールヌーボー期のパリサロンで発表された品々の図録
解説はいっさいありませんし
当時の写真をそのまま使っているのですべて白黒です
ただ、作家・工房別にまとめられているので
作家や工房を特定するのにはかなり役に立ちます
現に私の所持品でも、この図録に載っていたおかげで
作家・工房を特定できた品物があります
また、当時の写真を使っているわけですから
破損・紛失してしまった品物も当然写っているわけで
資料としての価値は大変大きいと言うことになります
白黒ですから色はわかりませんが
造形の美しさを楽しむだけでも見応えは十分あります

中でも「Volume Ⅵ : Textiles and Leatherware」は
それまであまり顧みられなかった分野であり
資料もきわめて少ないため
多くの品物を一冊にまとめたという意味でも貴重です




Volume Ⅱ :
Jewellery L-Z




Volume Ⅲ :
Furniture



Volume Ⅳ : Ceramics and Glass



Volume Ⅴ : Objects d'Art and Metalware



Volume Ⅵ : Textiles and Leatherware
Antique Enameled Jewelry
Dave Reeves Nicholls
Robin Allison
Schiffer
ヴィクトリアンからアールデコまでの
エナメル・ジュエリーの解説と図録
エナメル技術や主要なメーカーの解説の他
メーカーのマークも30ほど記載されています
品物はアメリカ中心ですが
オールカラーで見応えがあります
Marks and monograms
of the Modern Movement 1875-1930

Malcolm Haslam
Scribner
アールヌーボーからアールデコにかけて活躍した
作家、デザイナー、工房のサインをまとめた本です
陶磁器、グラス、金工(ジュエリーも含む)、グラフィック、
家具&テキスタイルの各分野で
国ごとにまとめてあります
1977年出版の古い本なので若干の記載ミスはありますが
この時代に活躍した人たちを大まかにとらえるには
うってつけの本といえます
Falize: A Dynasty of Jewelers
Katherine Purcell
Thames & Hudson
アールヌーボー期の主要なジュエラーの一つである
Falizeについてまとめた本です
Alexis, Lucien, Lucienの3人の息子達と
世代別に作品がまとめられていて
作風の変化が非常によく分かります
資料としても大変貴重なんですが
モノクロの写真が多いのが唯一の欠点
French Jewelry of the 19th Century
Henri Vever
Thames & Hudson
19世紀の著名なジュエラーである
アンリ・ヴェヴェールが記した貴重な著書です
これは数年前に出版された初の英訳版です
殆どがモノクロ写真ですが
英訳にあたって新たにカラー写真も付け加えられており
見応えは十分です
本来は3巻だったものが一冊にまとめられているので
「うげげっ」と言いたくなるくらい重いのが唯一の難点(笑)
Imperishable Beauty: Art Nouveau Jewelry
Yvonne J. Markowitz,Elyse Zorn Karlin
MFA Publications
アールヌーボー・ジュエリーの本は数多くでていますが
この本は写真が比較的美しく
見たことのないジュエリーが結構載っていたので
思いの外見応えがありました
ハードカバーでありながら
お値段が控えめなのもありがたいです(笑)
アンティークシルバー物語
銀器にまつわる 人々の知られざるストーリー
大原千晴
主婦の友社
前作『食卓のアンティークシルバー』は入門書といった趣で
私には少々食い足りなかったのですが
今回は銀器にまつわる実在の人物にスポットを当てており
興味深く読ませていただきました
日本ではほとんど顧みられることのない
銀器職人を取り上げているのは特筆すべき点です
La dynastie Wolfers
DE L'ART NOUVEAU ART DECO

Werner Adriaenssens & Raf Steele
Ed. de l'Amateur

アールヌーボー期のベルギーを代表するデザイナー
Philippe Wolfersの作品を 
彼が携わったシュエリー・シルバー・ガラス、彫刻といった
すべてのジャンルから紹介している1冊です
フランス語版のほかに英語版とドイツ語版もあります
Masterpieces of Art Nouveau Furniture
The Majorelle Catalogue ca.1910

Dover Publications
1910年に出された
Louis Majorelle工房のカタログの復刻版
写真はすべて白黒ですが
貴重な資料となる1冊です
Louis Majorelle
Master of Art Nouveau Design

Alastair Duncan
Harry N. Abrams INC.
アールヌーボー期を代表するエベニストでありデザイナーであるLouis Majorelleについて 
家具だけではなくブロンズや鋳鉄製品まで
年代を追って詳細に研究・解説した1冊です
写真も450点ほど掲載されており資料としても貴重です

Bibliography

書名・著者・出版元の順に記載しています
書名は太字に、出版元が小さめの文字になっています